運動生理学

速筋と遅筋、その中間の筋肉について


筋繊維の分類

速筋、タイプIIb、白色、瞬発力、短時間で大きな力が出せます。

速筋(中間)、タイプIIa、ピンク色、瞬発力と持久力の中間

遅筋、タイプI、赤色、持久力、大きな力は出せないが長く運動継続できます。

この三種類に分類されます。

特に、遅筋は酸素を取り込むことでエネルギーを作り出しますので、貧血だと能力を発揮することはできません。
持久系アスリートと貧血の説明

エネルギー供給系と筋繊維の特性

速筋、中間、遅筋の能力とエネルギー供給系が一致すると考えられます。

速筋→クレアチンリン酸系、ホスファゲン系(瞬発力〜耐乳酸スピード)

速筋(中間)→ホスファゲン系、無気的解糖系(耐乳酸スピード〜耐乳酸持久力)

遅筋→有気的解糖系(持久力)

結局のところ、それぞれの筋繊維を増やしたい場合は、鍛えたい距離(運動時間)を鍛えたいスピードでトレーニングすることが必要になってきます。

エネルギー供給系の詳しい説明

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私の体験談と他の選手の例

私が見てきた陸上選手たちや自分自身を考えて見ても、持って生まれた特性はほとんど変化しないと思います。

それよりも、本人の目標や意識、技術的要素がパフォーマンスに大きく関わっています。

トレーニングによって速筋、遅筋の割合がひっくり返る程変わるのか?と言うと疑問です。計画的かつ段階的に長期間継続すれば変わるかもしれません。

しかし、経験的には割合は変わらないと思います。トレーニングすればそのトレーニングで高められた能力はアップするとは思いますが。後は、スプリントの技術や最大筋力、筋肉量、長距離を走る省エネなフォームと技術が競技力に占める割合が大きいと思います。

長距離選手のスプリントトレーニング

長距離選手が短距離を速くなるのは見たことがありません。長距離選手は、不器用な人が多いです。スプリントの技術を練習しようという気持ちも持ちません。長い距離にこだわるので走行距離が減るような練習を好まない傾向も強いです。身体能力的には素質があったとしても、専門が長距離だという意識とトレーニングの考え方が能力の幅を狭めている原因になっていると考えられます。

しかし、中には器用な選手もおり、今まで取り組まなかったスプリント動作をやることで、スピードの出し方のコツをつかんで1500mが一気に伸びる選手もいます。そうすると相乗効果で5000mの記録も引き上げられます。スピードにゆとりが生まれるので、柔らかく無駄のないフォームを獲得するきっかけになります。これも速筋繊維が増えたのではなくて、スピードの出し方=技術的な問題を解決したことによる効果だと考えられます。

長距離選手が短距離的な能力を改善したい場合の練習例
スピード練習の導入やスピード感を戻す練習方法

短距離選手の持久力トレーニング

逆に、短距離選手が積極的に長い距離をトレーニングに取り入れて長距離のタイムが劇的に伸びたのは見たことはあります。この場合、短距離の能力をそんなに落とすことなく、長い距離も走れるようになるという相反する能力を併せ持つ人がいます。こういう選手が、400-800mタイプの選手です。私の元教え子で、100m10"9台、800m1'53"台、5000m15'45"がいます。

彼が、高校を卒業したばかりの頃は、400m48"台、800mを志しましたが柔らかい走りが上手くできずに、800m2分もなかなか切れませんでした。ランニングの技術的な成長で、スピードを殺さずに省エネな走りができるようになり、伸びました。単純に遅筋繊維が増大したから速くなったとは考えにくいです。

中距離選手のスプリントトレーニングと持久力トレーニング

800m、1500mを専門とする選手が最も幅広く走れます。しかし、中途半端です。短距離が速い訳ではなく、長距離も速い訳ではありません。

800m専門であれば短距離寄り、1500m専門であれば長距離寄りの特性になります。

夏場は短距離と一緒に練習してマイルリレーのメンバーとして活躍し、冬場は長距離と一緒に駅伝メンバーとして活躍する選手も多いでしょう。

まとめ

筋繊維の分類は、あくまでも医学的なもの、学術的なものとして知識としておさえておけばよいと思います。

実際は、本人の目標、やる気、技術的な進歩、トレーニングの継続でパフォーマンスは向上します。

その結果、検査をしてみたら速筋繊維が増えていたとか、遅筋繊維が増えていた、という結果論になると思います。5000円ほどでこの検査ができるとネットで見つけたことがありますが、私はやろうとは思いません。

やるならば、計画的にシーズン直後(好調な時の後)に測定して、冬季トレーニング直後=次のシーズンインの直前に再度継続して、その変化を確認するなら意味はあると思います。

狙い通り、狙った筋繊維が増えているか?全体の筋肉量が増えているか?等、検証するための要素のひとつではあると思います。

私は、そこまでやっている人を見たことも聞いたこともありません。

今、自分に必要なことは何かをよく考えましょう。

年間を通して計画的なトレーニングを考える。

練習日誌を書くコツ

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エアロバイクの活用

エアロバイクを活用した脚の回転数向上のトレーニング



怪我や故障時に行う持久系トレーニングだけでなく、怪我をしていなくても荒天時や冬季に室内で行うことができる有効なトレーニングです。

故障者でも、痛みが出なければやっておくと良いです。

エアロバイクのセッティング及びペダリングの技術も併せて確認してください。

セッティング、準備

ペダリング技術

 
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具体的なメニュー①高回転トレーニング

アップ5′
(10″〜30″全力高回転、つなぎは軽い負荷で3’に1本行う)×3〜5set
3’に1本なので3set9’〜5set15′
ダウン5′
(合計時間19’〜25′)

何分に1本行っても良いですが、休憩が短か過ぎると疲れて速く回せなくなります。速く回すことが目的です。

逆に、休憩を短くすることで、有酸素運動の意味合いが強くなるので、それはそれで有りです。
 
 

メニュー②持久力トレーニング+高回転トレーニングの組み合わせ

30’心拍65〜70%の負荷で、回転数(ケイデンス)90前後=走るピッチ180歩/分と同じ回転数です。
+(高回転10″〜30″、軽くつなぎ、2〜3’に1本)×3〜5set
ダウン5′
(合計時間41’〜50′)

アレンジ次第で何分にでもできます。冬季練習や荒天時、故障時にやってみてください。
 
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③エアロバイク高回転+流し×数本

屋内や体育館の状況によって、可能ならやると良いです。

高回転で何セットかやった直後、ダウンをせずにそのままエアロバイクから降りて、流しを入れてください。

高めた回転数を実際の走りの動作につなげてみます。
 
 

実際に走っている時のピッチを知る

これを知っている選手はほとんどいないと思います。データのひとつとして確認してみるのも良い機会です。

レース時のピッチを練習に活かす方法を詳しく見る。

私は、800mのレースで1’56″で走った動画を数えました。
800mで400歩
ストライド1歩2m00cm
ピッチ206.8歩/1分

このピッチが肝になります!!
バイクのケイデンス、回転数は歩数の半分なので103.4回転になります。

高回転練習では、このピッチを遥かに超える高回転数を数十秒維持することで、身体と脳にもっと速く身体を動かすことができると覚えさせるのです。

110回転以上を目指しましょう!
エアロバイクのペダルの重さ、負荷は軽めにセットしてください。重すぎると速く回せません。軽すぎてもスカスカ抜けます。抜けない程度の軽さでやってください。

逆に、高回転数練習では無く持久力トレーニングの場合は、ジョグの時のピッチ(私は180歩=エアロバイクの回転数は半分の90)に合わせることで、エアロバイクのペダリングとランニングの動作を関連付けることが出来ます!
 


 

まとめ

エアロバイクにただ乗るだけではもったいないです。同じ時間をエアロバイク上で過ごすとしても、ここで紹介した知識と考え方を持って取り組むのと、何も考えずに乗るのとでは効果が違うと思います。

時間の密度を高めるのは、正しい知識と経験からの知恵です。

どうせ乗るなら、スマート(賢く)に!!

勉強ができる学力の賢さだけでなく、物事を応用する力、工夫して活かすための柔軟な発想力も養いたいですね。

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イメージトレーニング, メンタルトレーニング, 練習の考え方

静的イメージトレーニングと動的イメージトレーニング



大会で力を発揮できない人へのアドバイスで説明した、自分の行動と考えを書き出したものを利用して、イメージトレーニングを行います。

静的イメージトレーニング

書き出したイメージを頭の中で思い浮かべて、時間の流れに沿ってイメージします。

注意点として、寝る直前にベッドや布団ではやらない方が良いです。興奮して来て、交感神経が優位になって眠りにくくなります。

逆に、夜21:00以降はイメトレをせずに、陸上競技を忘れて自分の好きな趣味の時間にしてください。リラックスも大切です。

また、必要以上に【想像】し過ぎると、逆効果になりかねません。イメージトレーニングと想像は違います。

イメージトレーニングと想像の違いを詳しくみる。

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動的イメージトレーニング

書き出した行動のイメージを実際の行動でやっておきます。普段の練習の時にそのイメージで走ります。

例えば、長距離選手がインターバル1000m×5やるなら、レースを分割して一本ずつレースの最初、2km、3km、4km、ラストとイメージしながら走ってください。

前半突っ込むなら1本目を速めにして、次の2本目は一定ペースとか。ラストは切り替えて全力出すとか。

練習をただ練習としてこなしていては、大会と練習がつながりません。

イメージトレーニングが大切です。

中距離選手も同様に、どのトレーニングでも応用可能です。800m1’59″0目標とします。

400m×3(15’rest)のレペティションなら、
1本目は、800mレースの入り400mをイメージして。ラストスパートはしません。57″0
2本目は、レースの200〜400mをイメージして、当然ラストスパートなし。57″〜58″
3本目は、レース後半イメージで、一周まわってきたところから頭の中はスタート。走りながら500通過、600通過とイメージ、水濠からいっきに切り替えてスパート!56〜57″

こんな感じです。
15分restにすると1本1本しっかり走れるので、レースのタイムよりは良くなりますが、あくまでもイメージはレースをシミュレーションします。

休憩を短くすれば、1本1本の質(タイム)は落ちるのでレースに限りなく近い感じになります。その時は5分で400m歩きでつなげば、そういうトレーニングができます。

400m×5(400m歩きつなぎ5′)レースペース
入り57″、2本目以降は60″〜61″、ラスト60″
このようにやれば、かなりレースに近い感じのキツさになります。

1500m対策なら、インターバル300m×5(jog100m50″)×2(jog700mつなぎ)
目標ペースは4’00″00とします。300m48″0、100m16″0です。

1set目は予選、2set目は決勝

1set目は、淡々と48″0でこなす。一定のリズムで一定ペース。スパート無し。最後の1本目だけ、着順の位置取りで、ラスト100mを一気に切り替えて15″0に上げてみる。

セット間は、jogでゆっくりつなぎながら、次のセットのイメージを確認する。

2set目は、1本目速めに入ったり、遅めに入ったり自分なりに。5本あるうちの最後の2本目は練習効果を高めるためにスピードアップします。これをレース終盤のペースアップとつなげてイメージして、46″0、45″0に上げるようにします。

1500m対策のレペティションなら
1000m+600m(15’rest)
4’00目標なら、2’40″と1’36″〜1’30です。
1000mは実際の1500のスタート地点から。入り1000mをイメージ、スパート無し。
600mはラスト600mをイメージします。15’restの間に休憩とスタート地点の移動をします。900m地点から1200m地点までは一定ペースで、ラスト300mで一気に切り替えてスパートします。

こんな感じです。

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笑顔の力でペースダウンを防ぐ

根性論ではありません。
身体がキツい時に、あえて笑顔を作ることで脳が錯覚します。プラスに作用するホルモンが分泌されます。

こちらの記事にまとめてありますので、参考にしてください。

笑顔の力でペースダウンを防ぐを詳しく見る。

 
 

まとめ

身体能力のレベルアップは絶対必要です。しかし、メンタル面のレベルアップも伴わないと身体能力の全てを発揮することはできません。

練習で強いけど、大会で弱い人は、社会人なら仕事でも同じことをしていると思います。学生のみなさんは、いつかは社会人になります。その時に、陸上競技で培ったものは体力的な強さだけではありません。

現実は、体力よりも目的意識や問題意識の高さ、自分自身をコントロールするメンタルの強さであったり、自己管理する能力が社会人として求められる要素であり、それを兼ね備えている人材が必要とされています。

私は企業で、人事担当者としてリクルーティングにも携わっていたことがあります。

学生時代に運動部で競技に打ち込んでいた人というのは、こういった面が充実している人が多いので、運動部の印象は良いです。しかし、運動部でもさぼったり、大した活動をしていない人は話せばわかるので、全ての運動部が良いとも言えません。

今、学生なら陸上競技を通して多くのことを学ぶことになると思います。

怪我や故障、記録の停滞等、悩むことも多くあると思います。それらを乗り越えた人だけが、自己最高の自分に出会えます。

目標達成に向けてやるべきことを考えてみてください。

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イメージトレーニング

イメージトレーニングについて


練習では走れるけど、大会になると上手く走れません。

という質問がたまにあります。

練習で速いけど、大会になるとそうでもない選手っていますよね。

おそらく気負い過ぎなんでだと思います。
または、その場に立つと何をして良いかわからなくなって、周りの流れのまま走って終わってしまうパターンです。

そういう人は、サブトラックでのアップ中でも他の人が気になってしょうがありません。みんな速く見える。強そうに見えるのではないでしょうか?

召集所に行くと、それがさらにヒートアップします。強豪校のジャージを見ただけで萎縮してしまいます。強豪校の選手たちはライバル同士で話したり談笑している人、静かに集中している人、それぞれが上手く待ち時間を過ごしています。

それを、横目にそわそわして立ったり座ったり、、。誰でも身に覚えがあると思います。

これ、私の経験談です。
そういう時期もありました。

それでは、私なりの解決方法を紹介します。
 
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大会前に練習日誌を読み返す

他の記事で紹介していますが、大会前に練習日誌を読み返すことをおすすめします。
練習日誌を読み返して、自分がやってきた練習に対して大会前に自信を持つ

 

自分の行動や考えを全てに紙に書き出す。

やるべきことや考えてることを全部書き出してみてください。

大会の準備からアップの流れ、jog何分、流し何本、体操ストレッチ何分、休憩何分、着替えして召集場所いって、等

時間計画をきっちり立てて、その通りに行動することに集中すれば余計なことはあまり考えなくなると思います。

レースでも、目標タイムの設定、1000mごとの通過タイム設定、入りが速めなら、その細かいペース配分、中だるみは最低何分何秒で抑える、その時の意識はこうする、スパート切り替えのタイミングはラスト何メートルで。余力あったらどこから、その時の意識はこうする等

レース展開をイメージして、その時の身体のキツさやリズム感もイメージで感じながら、その時に自分がどうすべきかをシミュレーションして、それを書き出します。

これを利用して、イメージトレーニングに使います。

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イメージトレーニングには、静的イメージトレーニングと動的イメージトレーニングがあります。

静的イメージトレーニングは、どこでもできます。頭の中でシミュレーションします。

動的イメージトレーニングは、実際に身体を動かしながら動作とイメージを一致させる行動です。レースペースの練習の時にやると効果的です。

それでは次回、詳しく説明します。
静的•動的イメージトレーニングの説明

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エアロバイクの活用, 故障、ケガ

エアロバイクのセッティング、準備



どこの体育館にもほとんど置いてあるエアロバイクを活用してリハビリトレーニングを行います。

ただまたがって乗れば良いというものではありません。

自分の身体に合わせて、できる限り調整してください。これからそのポイントを説明します。

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ペダルに足を乗せる位置

母指球が一番力が加わりますが、そこより数センチ(2cmくらい)土踏まず寄りにしてください。

理由は、アキレス腱とふくらはぎをあまり使わないようにするためです。その部位の故障者は特にそうする必要があります。その部位の故障者でなくてもその方が良いです。

身体の中心から遠い末端部分の出力発揮は小さくて長続きしないものです。体幹に近い大きな太ももと臀部を中心に使う意識で乗りたいので、そのようにしてください。

 

ペダルと足を固定するベルトの有無

できれば固定できるタイプが望ましいですが、フィットネス目的の簡易的なエアロバイクではこの固定ができない商品もあります。ママチャリのような感じになります。

先ほど説明した、足を乗せる位置でしっかり締めてください。これで引き脚を上手く使うことができます。

踏むと、前ももとふくらはぎを主に使うことになります。

脚を引くことで、臀部とハムストリング、腸腰筋を使えるようになります。

 

サドルの高さ

まずペダルを合わせたら、次はサドルです。お尻がしっくり来る位置に座り、ペダルに足を乗せて、一番脚が伸びた時に、膝が伸びきらない程度にします。

立った状態で、カクッと膝を曲げた時に曲がる程度で良いです。ハーフスクワットのように曲げるのはサドルを下げ過ぎです。

 

サドルの前後位置

サドルの前後位置を調整できるタイプであれば、それも合わせます。

ペダルが水平の状態で、前側にある時、ペダルの中心(回転する軸)の真上(垂直な)に、膝が来るところに合わせてください。または、それより2cmくらい前でも良いです。引き脚がやりやすくなります。逆に後ろへは行かない方が良いです。

調整できないタイプでも、サドルのクッションや形状によっては、自分が座る位置を前にずらすことで、合わせることができます。

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ハンドルの調整

調整可能なタイプであれば、調整してください。座っているサドルの面よりも少し高くします。これを下げると、ロードバイクのようなポジションになってきます。そこまでする必要はありません。腕も使って、腹筋を使うためにはハンドルも必要です。腕の使い方や技術はまた他の記事で説明します。

高く上げるとママチャリポジションになります。力が加えにくくなります。

調整できなくてハンドルが高い場合は、手放しでランニングの腕振りをしながら乗るのも有りです。

これで、準備(セッティング)は終わりです。

いよいよ、実際に乗って有酸素運動をしましょう!

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング
私のバイクの実力
エアロバイクの準備、セッティング
エアロバイクのペダルの漕ぎ方、技術
エアロバイクの具体的な練習メニュー

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中長距離コーチ(管理人)のバイクの実力


エアロバイクのリハビリトレーニングをアドバイスしていますが、一体何の根拠でそれを言っているんですか?と思われる方もいるかもしれないので、私の自転車の能力を書いておきます。(読み流してくださって結構です。)

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私の自転車(バイク)の実力

トライアスロンやデュアスロンでは、駅伝の区間賞のように、各パートごとにラップタイムと順位が出ます。バイクラップだけはこの数年1位が9割以上です。たまに2位です。その成績を資格代わりに考えていただければ幸いです。トライアスロンやデュアスロンのプロにバイク「だけ」勝つことはあります。

具体的な能力を現す数字としては、平坦基調のコースで距離60kmを時速40kmで一人で走ったことがあります。1時間30分ちょうどです。

元800m専門でありながらBMIが22を超える、ランナーにはあまり向いていない体型がバイクで活きていると感じでいます。

ランニングをする上では筋力が低下して、走るのはかなり遅くなりましたが、筋持久力自体はそれほど落ちておらず、体重をほとんど支えないバイクでは、それを活かすことができています。体重が重いのでペダルに加わる力も大きくなります。ランでは不利になりますが。

もちろん、バイクのペダリング技術、独自の身体操作技術の研究は怠っていません。

自転車専門の選手に教えてもらったり、一緒に練習したりしてバイクの能力を伸ばす努力はしています。その過程で学んだことをリハビリトレーニングに活かそうと考えています。

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バイクの競技経験を活かして陸上競技のリバビリに応用

そのバイクのセッティング方法と技術を応用して、リハビリトレーニングとして紹介しています。

ちなみに、バイクのトレーニングの考え方や方法はランニングと全く同じです。最大心拍数の割合で運動強度を管理しています。走っているか自転車(バイク)に乗っているかの違いです。

バイクはランよりも身体の負担が少ないので、より長い時間トレーニングすることが可能です。ランニングで3時間ジョギングしろと言われても、そんなのやりたくないですが、バイクだとできます。

より長い時間、必要な心拍数を維持することができるので、持久力の基礎を固めるトレーニングとしては最高だと思います。

しかし、バイクがランニングに直結するか、と言われると難しい面もあります。

絶対的な筋力と負荷はランニングの方が高いです。だからバイク練習をそのままランニングにつなげる時は相当キツイトレーニングが必要になります。

現在も、バイクとランの連携と相乗効果を自分自身を実験台にして研究中です。

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エアロバイクを活用した持久力トレーニング


エアロバイクを活用してできること

怪我や故障時のリハビリ、持久力トレーニングが有効です。

また、怪我をしていない時でも、荒天時や冬季に活用できる練習もあります。
脚の回転数=ピッチを向上させるための神経系トレーニングです。

怪我及び故障時にできること。

受傷部位や故障の程度によって、エアロバイクに乗っても痛みが出ない場合があります。

痛みが出ないのであれば、痛みが無い範囲で運動を継続するべきです。

どこの体育館や体育施設にも置いてある、エアロバイクを活躍したリハビリトレーニングを紹介します。

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エアロバイクは、ランニングで受ける接地の衝撃が無く、膝や脚部の筋肉にかかる体重のストレスがほとんどありません。

持久力を最低限維持して、故障の程度によっては心肺機能を向上させる強度の高いトレーニングをすることも可能です。

しかしながら、その為には正しい姿勢で、適切なペダルの回転数で、適切な負荷でリハビリトレーニングをする必要があります。

twitterのツイート等で、「エアロバイクは有効です!」なんてことを書いてあるのを目にすることがあります。しかし、一切肝心な事には触れていません。具体的に何をどうすれば効率的なのかがわかりません。

私がそれを具体的に紹介します。

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私がエアロバイクをアドバイスできる理由

トレーナー等の資格を持っている訳ではありません。陸上選手であり、トライアスロンでバイクをやっているからこそ、アドバイスできることがあります。

2016年現在で、トライアスロン歴はまだまだひよっこの4年目ですが、ロードバイク歴は9年目です。

私のバイクの実力
(一応、これくらいの実力と経験はあるのである程度の説得力はありますよ、という紹介です。とばしてくださっても結構です。)

エアロバイクの準備、セッティング
エアロバイクのペダルの漕ぎ方、技術
エアロバイクの具体的な練習メニュー
 
 

陸上長距離選手PB14’57″が、故障して3ヶ月間バイクとスイムのクロストレーニングを行い、復帰後約1ヶ月でPB更新14’38”

鹿屋体育大の学生がクロストレーニングを実践して結果を出した卒業論文

twitterのフォロワーさんです。ご自身の体験談を研究成果として、論文にされたそうです。故障前は15’31″だったそうです。

最後の実践された練習メニューはとても参考になります!!

中高生には難しい内容かもしれませんが、勉強だと思って読んでみることを強くオススメします!

 
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ママチャリを活用したリハビリ、トレーニング

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ママチャリでも工夫次第でリハビリやトレーニングができる
 

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エアロバイクの活用, 故障、ケガ

エアロバイクのペダルの漕ぎ方、技術


エアロバイクでペダリングする時の意識と技術

【つま先で漕がない】

つま先でペダルを漕ぐと、ふくらはぎを主に使います。ふくらはぎの筋膜炎、肉離れ、アキレス腱炎の時は痛みが出ると思います。土踏まずに近い位置でペダルを漕ぐとふくらはぎが使いにくいようになります。

【足首でペダルをねじ込まない。最後まで踏まない。】
踏んで踵が下がるペダリングをするとふくらはぎとアキレス腱を伸ばします。痛めている場合は痛みます。足首は少し爪先立ちの様な角度で固定してください。足首の筋肉でブロックします。

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【ペダルの回し方】
時計の12時、真上では踏めません。踏んでいる缶を前に倒すように、足を送り出します。

1時から3時まで斜めに前方へ踏みます。
3時以降は踏む意識は無しで。

6時の位置、すなわち真下は力を加えにくい位置ですが、引き上げる意識をしてください。
7時〜11時まで力を入れて引いてください。ランニングで言うと地面から足が離れて膝が折り曲げられて、空中に浮いている方の脚です。この引き上げが大事です。

今は片側の脚だけを説明しましたが、これを左右同時に交互にペダルを回すことになります。

最初は、片側ずつ意識すれば良いです。反対側の脚はペダルについて来ます。

【ペダルを回す感覚と狙い】

私の感覚では、引き脚7割、踏み脚3割です。

踏むばっかりでもペダルはそれなりに周りますが、これだとママチャリと同じになります。引き脚を加えることで、より多くの脚腰の筋肉を使うことができます。

ペダルを固定できないタイプのエアロバイクでも、必ずこの引き脚を使ってください。脚を引き上げたらペダルにかかっていふ重さが抜けて、踏む方も楽になります。ペダルに固定されていないので少しやりなくいですが、近い効果が狙えます。

踏むと、前ももを主に使います。ランニングでは前ももはブレーキ筋です。接地時に脚を支える時には必要ですが、推進力を生み出すのは、後ろ側のハムストリングです。さらに踏み込むとふくらはぎで最後踏むことになります。

引き脚を意識して使うことで、ハムストリング、臀部、腸腰筋を使うことができます。ランニングに必要なのはこれです!!

【膝の意識】
引き脚の時に、膝を少し内に入れます。そうすることで、内転筋群を使えるようにらなります。

膝は水平に飛ばす意識です。ランニングと時と同じ感じです。膝を折り畳んで前方に飛ばす意識をすることで、自然と引き脚が使えるようになります。すると、反対脚は自然に踏めています。この流れをスムーズに行います。

膝を上に上げる意識ではありません。ランニングで、膝を高く上げる走りは不必要な動作です。水平移動するイメージです。

【ハンドルを持つ場合】
軽く乗るだけ
→手を添える。

負荷をかけたい時
→ハンドルを引く、押すを交互に。
この時は肘軽く曲げます。ずっと引きっぱなし、押しっぱなしという訳ではありません。
ペダリングのタイミングに合わせて、右脚が踏むなら、右手は引きます。その時左手は押します。左脚は引いてます。文章だとわかりづらいですが、実際に乗ってやってみるとわかると思います。

引く時だけ意識するも良し、押す時だけの意識でも良いです。タイミングは同じです。

【立ち漕ぎ(ダンシング)】
立ち漕ぎのことをダンシングと言います。
一時的に負荷をかけたい時は、立ち漕ぎをすると良いです。座りっぱなしでは飽きますし、立ち漕ぎをすることで、さらに全身の筋肉を多く使うことができます。座って漕いでいた時の腰や背中の疲れをほぐす効果もあります。

ハンドル、腕の使い方は先に説明した、引くのと押すのを交互にやる方法です。

立ち漕ぎをする時は、ペダルの重さを一段か二段重くしてください。そのまま立ち漕ぎをすると軽すぎて、スカスカ抜けます。

【ハンドルを持たずに手放しで乗る方法】
ランニングの腕振りをします。いつも意識している腕振りをそのまましてください。腕振りすることで、ペダルに力が上手く伝わります。

スマホで遊びながら乗るのも、たまには良いです。長いかもしれないリハビリ期間、続けることがとても大切です。遊びながらも、時々ペダリングの意識をしっかりして確認してください。この時は、引き脚をいつもよりしっかりしてください。

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【ペダルの回転数について】
ランニングのピッチに合わせます。
走る時は、1分間に170〜200歩だと思います。レースだと200くらい、jogは170くらいです。当然、人によって違いますので、自分で普段のjogや速いペースの歩数を確認しておいてください。私の800m全盛期は800mを400歩で走ってました。1分間で200数本です。

自転車のピッチ、回転数のことをケイデンスと言います。ケイデンスは1分間にペダルが何回転したかを表示します。ランニングのピッチの半分で考えてください。左右の足が一歩ずつで1回転です。

ですので、ケイデンスは85〜100回転が目標とする数字になります。

ランニングはゆっくりだとピッチは遅くなります。速いとピッチは上がります。

しかし、エアロバイクでのトレーニング時は、軽い負荷の日は軽めの重さにして、回転数を速めにすると良いでしょう。軽いので筋肉を休めつつ回転数を高めにして心拍数を上がりやすくします。

逆に、負荷を高めにしたい時は、ペダルを重くしてください。重いペダルを速く回そうとすることで、筋トレにもなりますし、心拍数も上がります。

さらに、ペダルをさらに重くして、速く回せないくらい(60〜70回転)にすると、引き脚の筋トレができます。

エアロバイクは、ランニングよりも筋力を使わないので、時々重くして色々な刺激を身体に入れてください。

 

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング
私のバイクの実力
エアロバイクの準備、セッティング
エアロバイクのペダルの漕ぎ方、技術
エアロバイクの具体的な練習メニュー

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エアロバイクの活用, 故障、ケガ

エアロバイクの具体的な練習メニュー


練習メニューの区分

先に説明した、心拍数で区分したものです。(最大心拍数200回の人)
わかりやすい様にこの丸数字で強度を表します。
①回復jog(心拍60-65%)120〜130回
②基本jog(65-75%)130〜150回
③速いjog(75-80%)150〜160回
④ペース走(80-85%)(160〜170回)

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【回復練習】
①で30〜60分

【基本練習】
①で20分
②で20分
②〜③で10分
①で10分
連続してやるのは飽きるので、20分ごとに、補強トレーニングを入れると良いです。

【ポイント練習気味】
①で10分ウォーミングアップ
(④重くして20秒ダッシュ+①軽くして2分回復)×5set=約10分、流しをしているつもりで。
①で5分つなぎ、回復
(④重くして60秒上げる+①軽くして4分回復)×5set=25分
①で10分ダウン
合計60分

がんばって上げた時に、どこまで心拍数が上がるかで負荷の確認ができます。ランニングと違って、一定で高負荷はキツイです。メリハリをつけて、上げ下げをします。回復中もそこそこ高めの心拍数を維持しますので、だらだらゆっくり乗るより遥かに効果はあります。

ランニングのファルトレクのイメージです。→ファルトレクの説明

【自分で考えて、インターバル等が可能】
インターバル1000m×5(jog400mつなぎ)をエアロバイクでやると、

(3’30″上げ、3’30″軽く回復)×5回
こんな感じです。

自分なりのリハビリトレーニングを考えてやってみてください!

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まとめ

オリンピック選手も、世界陸上に出るような選手も、一度も怪我をしたことがない選手なんていないと思います。

あきらめたら、そこで終わりです。
必ずできることはあるはずです。

知識を深める。

何年分かの練習日誌を読み返す。

痛くない範囲でやれる運動をする。

目標とする大会で、全力を出し切って笑顔でゴールする自分の姿を具体的にイメージする。

良いイメージを持つことはとても大切です。

悪いイメージを持つとそうなります。

スタートラインに立った時の自分の鼓動
眩しい日差し
ピストルの音
スタートダッシュした自分の足音
ライバルたちの足音
タータンの匂い
コーナーを抜ける時の風
ホームストレートの声援
溜まり始める乳酸
スパートをしかけるタイミング
ぶつかり合う肘
ゴールに向けて切り替えるスピード
電光掲示板の数字がパタパタと動いている
聞こえる声援とライバルの荒い息づかい
•••

ここで、ゴールできるのかスタートラインにも立てないのか、リハビリ期間の自分自身が決めることです。

リハビリ期間をどう捉えて、どのように過ごすか。

考えましょう。

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング
私のバイクの実力
エアロバイクの準備、セッティング
エアロバイクのペダルの漕ぎ方、技術
エアロバイクの具体的な練習メニュー

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故障、ケガ

ランナーに起こりやすい怪我と故障



ここでは最低限必要な基礎知識と経験談を紹介します。詳しく知りたい方は、専門のサイト等で調べてみてください。

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【肉離れ】
ふくらはぎ、ハムストリング(裏もも)
筋繊維が断裂してしまい、筋肉が収縮するだけで激痛がはしる。受傷直後は、まともに歩けない状態になります。程度によっては内出血を伴います。
肉離れの説明

【筋膜炎】
ふくらはぎ、ハムストリング
肉離れの手前の状態です。筋肉組織自体の断裂ではなく、筋肉組織の表面を覆っている筋膜の損傷です。筋収縮時に、ピリッ!っとした痛みで発症します。筋肉が疲れてくると攣ったりするものですが、攣る前に痛みが出る場合があります。jogも無理な痛みです。数日で痛みはおさまりますが内部は痛んでいるので、走ると再発します。肉離れ同様二週間は安静にすべきです。
筋膜炎の説明

【腸脛靱帯炎が原因の膝の痛み】
膝の外側が痛みます。太ももの側面外側を押したら痛いです。腸脛靭帯は太もも側面外側にあります。腸骨から膝に向かって伸びる靭帯です。
腸脛靭帯炎の説明

【アキレス腱炎】
アキレス腱の踵あたり、付着部が痛みます。走り始めは痛くて、走っているとだんだん慣れてきて痛みが和らぎます。アキレス腱を触るだけでも痛いです。
アキレス腱炎の説明

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【シンスプリント】
スネの内側の痛みです。初心者病と言われる症状です。しかし、初心者でなくてもなり得えます。
シンスプリントの説明

 
【股関節の痛み】
股関節周りの筋肉が痛む場合と関節内部が痛む場合、座骨神経痛などの痛みがあります。上半身と下半身の連動を産む、骨盤に繋がっていおり走るために重要な関節です。
股関節の痛みの説明

 

怪我及び故障時にできるエアロバイクを活用した持久力トレーニング

受傷部位や故障の程度によって、エアロバイクに乗っても痛みが出ない場合があります。その場合は、痛みが出ないのであれば、痛みが無い範囲で運動を継続するべきです。

エアロバイクは、ランニングで受ける接地の衝撃が無く、膝や脚部の筋肉にかかる体重のストレスがほとんどありません。

持久力を最低限維持して、故障の程度によっては心肺機能を向上させるトレーニングをすることも可能です。

→故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング

セルフケアと基礎知識

アイシング用氷のう+バンテージ
怪我以外でも筋肉疲労を軽減するために気になる部位をアイシングすることも大切なセフルケアです。


スポーツ障害の入門書で基礎知識をおさえておくことは大切です。

 

まとめ

違和感や痛みは、身体からの信号だと考えて、悪化しないようにケアをしっかりして、練習を中断しないようにしましょう。

1日、2日痛みをガマンして、無理をして追い込んだトレーニングをしたとしても、その後長期間トレーニングを中断することになると、その追い込んだトレーニングは全く無意味になります。

トレーニングを中断しないことが一番大切です。トレーニング5原則の【継続性の原則】です。5原則の内、一つでも欠けると競技力は伸びません。→トレーニング5原則

今日走ることが大事なのか、何週間後または何ヶ月後かの大会で全力を出して走ることが大事なのか、目標と時期をしっかり考えましょう。

『やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良い!』と、言われることがあると思いますが、故障や怪我の痛みの場合は、話が違いますよ!

上の言葉は、何かに挑戦することを躊躇している人に向けて背中を押してあげる言葉です。

今回、私がみなさんに贈る言葉はこれです。

『痛いのに無理して走って後悔するよりも、痛みの原因をしっかり理解して、早く治して再発を防ぎ、目標の大会で良い結果を出して笑おう!!』です。

自分にも言い聞かせます。
自己管理は本当に難しいものです。

練習日誌は自己管理の原点を詳しく見る。

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故障、ケガ

筋膜炎


筋膜炎を起こしやすい部位と症状

ふくらはぎ、ハムストリング

肉離れの手前の状態です。筋肉組織自体の断裂ではなく、筋肉組織の表面を覆っている筋膜の損傷です。筋収縮時に、ピリッ!っとした痛みで発症します。

jogも無理な痛みです。数日で痛みが治るが内部は痛んでいるので、走ると再発します。肉離れ同様二週間は安静にすべきです。同じくRICEが基本です。

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私の経験談

経験では、走るトレーニングの中断は肉離れと同じくらいの期間必要です。再開後は肉離れほどダメージは無いので体力が低下している分だけキツイです。肉離れの時よりも元のスピードを出せるようになるまでの期間は短く済みます。無理をして再発しなければ、です。

肉離れのように日常生活で痛みが出にくく、走ると痛むのですが、ついつい走りたくなってしまいます。それで再発して何度も失敗しました。

痙攣や攣ってくれるとそこからセーブできるのですが、攣らずにいきなりピリッとした痛みが走ります。一度なってしまったら二週間は走らない方が良いと思います。ガマンです!

3、4日で本当に走れそうなくらい、伸ばしても痛みが無いのですが、そこで走ってしまうと、数百メートル〜数キロでまた痛くなったことが何度もありました。

年齢を重ねるとなりやすくなるので、筋トレとポイント練習と回復練習のメリハリが大事だと実感しています。

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まとめ

筋膜炎は、肉離れの軽い症状だと思いますが、すぐに走れる訳ではありません。もちろん、度合いによって比較的早く、数日で復帰できる場合もあるかもしれませんが、私は数日で治ったことは一度もありません。甘く見ない方が良いです。

筋膜炎になる時は、思い起こせば前兆のような部分的な疲労があります。そこでセーブできるかどうか、ガマンできるかどうかが課題です。

予防することが一番大切です。

行きつけのスポーツドクターや治療院をつくっておき、定期的に疲労抜きに通うのがベストです。それにはお金がかかりますので、学生ならおうちの人と相談が必要です。社会人なら財布と相談です。

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング

ランナーに起こりやすい怪我、故障

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未分類

肉離れ


肉離れを起こしやすい部位と症状

ふくらはぎ、ハムストリング(裏もも)

筋繊維が断裂してしまい、筋肉が収縮するだけで激痛がはしる。受傷直後は、まともに歩けない状態になります。

日が経つと内出血が紫色になってきます。皮膚表面の紫色は重力で下へ移動します。
二週間は絶対に走らないこと。二週間後くらいにjogをゆっくりしてみて痛みが無いならjogだけしてみます。いきなり流しはダメです。痛みが出ない範囲でストレッチをして、柔軟性を戻すことが必要です。その部位がしこりになって再発しやすくなるので、専門の知識を持った治療院でしこりを散らしてもらうと良いです。

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治療方法

受傷直後は、アイシングをすることで治りが早くなります。RICE=ライスが基本です。

R:レスト、休養
I:アイシング、冷却
C:コンプレッション、圧迫
E:エレベーション、挙上、高く上げる

圧迫するために、全体がマジックテープになっている伸縮性のあるバンテージを使うと便利です。氷を入れた氷のうをバンテージで固定します。その部位を心臓より高く上げておきます。大体横になっておけば挙上はできます。一番難しいのがRestかもしれません、、、。

 

私の体験談

マイルリレーで日本選手権に出ていた頃、マイルリレーのスタート直後の加速区間で肉離れを起こしました。ハムストリングです。痛みは無くなりましたが治りきっておらず、1ヶ月半後のレースで再発しました。

再開後は、筋肉の柔軟性も落ちていますし、痛みが出ない範囲のトレーニングしかできないので普通のトレーニングに戻すには1ヶ月は覚悟しておいた方が良いと思います。痛みがあるのに走って再発、となったら最悪です。私はやってしまいました。結果的に長引いてすごく後悔しました。

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まとめ

長距離では普通はならないと思います。年齢を重ねて筋力が落ちているベテランアスリートの方は、流しやダッシュが危ないかもしれません。無理は禁物です。

若くても、疲労が蓄積していて筋肉の収縮がしにくくなっている時が危険です。

特に短距離や跳躍選手で、トップスピードを出すような場面、コーナーを抜けて再加速するような場面で起こりやすいです。

中長距離選手はあまりならないとは思いますが、スピード練習や筋トレが不足している時に、トップスピードを出そうとすると無駄に力むので、そういう時も注意が必要です。

肉離れは、最も中断期間が長くなる怪我です。高強度なトレーニングをいかに中断させないかが、パフォーマンス向上のためには必要ですので、防げるものなら絶対に防ぎたい怪我です。

もっと詳しい説明(外部サイト)
http://sports119.jp/nikubanare

アイシング用氷のう+バンテージ
怪我以外でも筋肉疲労を軽減するために気になる部位をアイシングすることも大切なセフルケアです。


スポーツ障害の入門書で基礎知識をおさえておくことは大切です。

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング

ランナーに起こりやすい怪我、故障

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故障、ケガ

膝の痛み(腸脛靭帯炎)


膝の痛み←腸脛靱帯炎が原因の場合

膝の外側が痛みます。太ももの側面外側を押したら痛いです。
腸脛靭帯は太もも側面外側にあります。腸骨から膝に向かって伸びる靭帯です。

原因は、硬い路面で走り過ぎ、長距離を走る練習のし過ぎ、疲労です。O脚の人は普通の人やX脚の人より痛みが出やすいみたいです。長い下り坂でもダメージを受けます。

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ストレッチによる改善

普通のストレッチでは伸ばしにくい場所です。伸ばすにはコツがあります。

左足の腸脛靭帯を伸ばす場合は、立った姿勢で左足の前へ右足を交差します。左足の膝頭に右膝の裏が接するように。

左膝は伸ばしたまま、右膝を少し曲げて、右下方へ向かって前屈してください。両手で左足のつま先を触るつもりで。

そうすると、左足の腸脛靭帯が伸ばされます。

これを走る前後や走ってる時の休憩中にやってください。特に走った後のケアが大事です。

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セルフマッサージ

痛みがある腸脛靭帯を強めにさすったりマッサージすることでもほぐすことができます。テニスボールを使ったマッサージもおすすめです。テニスボールのあの硬さがちょうどよいです!スポーツ店で一個150円で売ってます。

私の体験談

秋までのトラックシーズンが終わって、冬の走り込みに移行したばかりの時期に何度かなったことがあります。

普段、陸上競技場のタータンを中心に練習していましたが、走り込みはロードや河川敷の舗装路でやっていました。

硬い路面で疲労が蓄積しやすくなります。
走り込み開始して数日で痛みが出ることがありました。

私は行きつけの治療院で治療してもらい、腸脛靭帯をほぐしてもらい、トレーニングを中断することはありませんでしたが、ガマンして走り続けると、痛くて走れないくらいになると聞きます。

早めの処置、対策をするべきです。

まとめ

硬い路面ばかりを走ったり、長距離の走り込みを始めたばかりの新入生がなりやすいと思います。

走り込みの初めの時期は距離を減らし気味にして、疲労度合いの管理もしつつ、徐々に距離を伸ばして行けば良いと思います。

故障でトレーニングを中断することが一番したくないことなので、無理はしないことです。

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング

ランナーに起こりやすい怪我、故障

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故障、ケガ

アキレス腱の痛み


アキレス腱炎

アキレス腱の踵あたり、付着部が痛みます。走り始めは痛くて、走っているとだんだん慣れてきて痛みが和らぎます。

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ここで勘違いしてはいけません。それは、すでにアキレス腱炎です。

その段階ならまだ早く治すことができます。練習量を落として痛みを無くすことを優先すべき段階です。

そのままごまかして、通常の練習量をこなしていると、ある時から痛みが和らぐことが無くなります。走り始めから激痛になって、走れなくなります。そうなるとさらに長引くことになります。

 

治療方法

アキレス腱の痛みや違和感を感じた段階で、信頼できるスポーツドクターや治療院へ通うことをおすすめします。

治療は、その部位を安静にすることです。消炎鎮痛成分の湿布が効きます。その部位の炎症を抑えます。

走った直後はアイシングが有効です。

アキレス腱を伸ばすストレッチはやってはいけません。痛みが無くなったら少しづつストレッチをして可動域を戻します。

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私の体験談

私は、現役の800m専門の頃はアキレス腱は痛くなったことがありません。走り込みで月600km走っても故障はしませんでした。

しかし、加齢によるあちこちの衰えの中で、痛みが出てしまいました。アキレス腱炎は、最初の頃は痛みが和らぐのでそのまま走り続けて、結局痛くて走れなくなって、1ヶ月ランを休んだことがあります。肉離れ並みの中断になってしまいました。

その経験後、痛みが悪化しない程度のjogを続けながら、痛みが改善したこともあります。距離を6kmくらいに短くして速いjogでなんとかつなぎました。

この、「少し痛いけど走れる。」というのが曲者です。ここで、いかに客観的に考えて練習量を落とすことができるか、自分との戦いです。

アキレス腱の痛みを走りながら治した体験談

 

まとめ

短距離選手ほど、体重の何倍もの力がこのアキレス腱にかかることになるので、疲労度合いの管理と練習後のケアが大事になってきます。

私の知っているスプリンターで100m10″前半の全国トップレベルの選手も、このアキレス腱炎が原因で引退しました。もう一人10″中盤の選手もアキレス腱炎に苦しんでいました。痛みが無ければ速く走れるけど、痛いからスピードが出せなくなってしまいます。

このアキレス腱炎は、短距離〜長距離まで誰でもなり得る怪我です。

痛みを感じたら無理をせずに、治すことを優先した方が賢明です。

痛いところがあると全力では走れませんから、、。

故障者のエアロバイクを活用した有酸素トレーニング

ランナーに起こりやすい怪我、故障

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練習の考え方

朝練習について、学生と社会人の考え方


朝練で何すれば良いですか?
とよく質問されます。

学生と社会人で朝練習をする目的がちがいます。

学生→補足的な練習、部活がメイン練習
社会人→メイン練習、夜は残業で時間が取れないかもしれない。

それぞれの生活スタイルによってやるべき練習内容、目的が異なります。究極には、学生社会人問わず、一人ひとりで自由に使える時間(量)が違いますし、使える時間帯も違います。

学生は、ある程度の時間が確保できるものとして提案します。ある程度の時間とは、部活動の時間です。

社会人は、基本的にフルタイムで働いており、残業もあるものとして提案します。学生は、テスト期間中の部活停止中などで考えても良いでしょう。

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学生向けの提案

基本的に、朝練はいらないと思います。

ただし、長距離が強い学校で監督が決めた年間メニューの一部分として、計画されている朝練習は話が別です。おそらくそういう強豪校は、月間走行距離は非常に多いと思いますので、朝練と午後のメイン練習で分割しているものと考えられます。

他の場合で朝練をする場合は、しっかりと年間計画を立てて、目的を明確にしないと単なる自己満足練習になります。

自分は早起きして走ったんだ!と。

きちんとした計画の中で、回復のためのケアもしっかり考えていることを前提で提案します。

 

計画的な朝練習の一例

持久力タイプ、中間タイプ
jog6km前後+流し100m×5前後(100jogつなぎ)

瞬発力タイプ、中間タイプ
jog5km前後+流し100m×10前後(100jogまたは歩きつなぎ)

設定する心拍数は60%〜70%
学生なら最大心拍数200回くらいの人が多いので、それで計算すると、
120〜140回です。
走った直後の脈を15秒数えて30〜35回です。学生は心拍計を使っていないでしょうから目安にしてください。

あくまでも、午後の部活動がメイン練習ですから、朝は持久力を効率的に鍛える範囲のjogで済ませます。ペース走やインターバルは必要ありません。どんな時でもコツコツと続けられる練習であることも大切です。

jogと流しのつなぎも含めて7km前後走ることになります。月換算すると、30日中の平日は22日前後ありますので、7×22=154kmです。

部活動は、毎週日曜を完全休養として月4か5日休み。平日+土曜日で26日前後です。部活動中に10〜15kmは走ると思います。26×(10〜15)=260〜390kmです。
だいたい300kmにはなるでしょう。

朝練習154km+部活動300km=454kmです。

レベルによっては走り過ぎになります。
私の経験では、月間450kmなら長距離専門の教え子は5000m15’00〜20では走っています。

自分にとって、朝練習は本当に必要なのかよく考えてください。大半の人は必要ないと思います。

やるならば内容を吟味して、自分にとって本当に必要なことをピンポイントでやるべきです。ただ早起きしてjogしただけで強くなると言う妄信的な考えは捨ててください。

年間を通した大きな計画の中で考えられたものではない朝練習は、早起きして走ったという自己満足と根性練習のようなものです。

私は、5000m15’00くらいの選手には、ベースとなる持久力を広げるために距離を追加する意味で朝練習やってもいいかな?と言っています。レベルが上がるほどjogのペースも速くなるので、走る距離が伸びても練習にかかる時間はあまり変わりません。実際部活動の時間内に20kmは楽に走れる時間的余裕はあります。

5000m15’00レベルの選手は、心拍70%のjogは4’00ペースくらいです。基本jog20kmは80’で終わります。だから、このレベルでも朝練習でわざわざ時間をとる必要が無いと考えています。

5000m17’や18’台の選手は朝練習は必要無いと考えています。距離を走り過ぎることになって、膝の痛み等のケガをするリスクが増えますし、もしケガをして練習を中断したら間違いなくレベルダウンします。

5000m16’台の選手には、月間走行距離を意識して、走り過ぎにならないように全体を見てから、部分である1日のメニューを調節して朝練習をするように伝えます。16’台になると15’台を意識して練習に対する意気込みも強くなります。そして走り過ぎてパフォーマンスを逆に落とす人もいます。

走力の低い選手ほど、部活動中の練習に集中した方が賢明です。距離を走り込める耐性も備わっていないと思います。

月300kmがひとつの目安で、この範囲内でスピードを上げて行くことができればタイムは伸びてくると思います。

部活動の練習メニューは、先生が立てるかブロック長が立てるかわかりませんが、その与えられたメニューの中で、自分で目的をしっかり考えてがんばれば良いと思います。

私自身は、社会人になってから月240kmくらいで真夏の5000mで15’40くらいで走ったこともあります。その当時は、長距離のための練習は一切せず、マイルと800mの練習をしていました。jogは回復の日だけです。走行距離を伸ばす目的のjogはしていません。朝練習も一切無しです。高強度なスピード練習の反復と、週2〜3回のATペース走さえできていれば、そこそこ走れるもんだなと実感しました。

一方、他の年に長距離の記録を伸ばしたくて冬に月間600kmを3ヶ月走ったこともあります。その時も朝練習は無しです。一部練で20km走っていました。練習時間は90分くらいです。その時で5000m15’22″のベストが出ましたが、練習量に比べたら遅いです。私は、BMIが22で筋肉質な体型な上に長距離が苦手な中間タイプなので、長距離に適性はありません。

学生向けの朝練習アドバイスの最後に繰り返しますが、自分にとって朝練習は本当に必要なのかよく考えてください。

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社会人向けの提案

1 朝練習をメイン練習に充てる場合

個人に合ったメニュー表を参考にして、自分の生活スタイルに合わせて練習メニューを組み立ててください。

仕事の休日にポイント練習をすることになるでしょう。勤務日はつなぎのjogと流しが中心になると思います。

早朝に高強度の練習メニューは厳しいものです。仕事にも差し支えます。ビルドアップや速めのjogで、心拍60〜80%くらいに抑えておいた方が良いと思います。朝に慣れていて問題無い人は、その限りではありません。

朝は、確実に時間が確保できる時間帯ですので、社会人アスリートは朝練習をメインの練習時間にしているひとは多いと思います。

2 朝練習をつなぎの練習に充てる場合

つなぎの練習とは、とりあえずjogと流しくらいはやっといて最低限の体力維持をするものです。

就業後にまとまった時間が取れる場合は夜練が良いでしょう。その方が身体は動きやすいです。

土日が仕事休みの人は、平日水曜日あたりにポイント練習を1日入れると全体のバランスが整います。

一週間全体の流れを見て、朝練習が必要かどうかを決定してください。

私なら、こうします。

水曜日のポイント練習は身体がよく動く夜に実施。水曜朝練習無し。

その他の平日は朝練習にjog10kmを心拍60〜65%で実施。夜練は残業で無し。

体調をみて平日のどこかで1日完全休養を入れるかどうか考える。飲み会の日は朝練習を必ずする。

土曜日は、クラブチームの練習会に参加。朝練習無し。

日曜日は、朝練習で回復jog10km心拍60%で済ませて、1日家族サービスする。

こんな感じです。
社会人は、業種業界が違うと勤務形態が全然違うので、参考にならない人もいると思います。三交代勤務、二交代勤務、会社員、公務員、自営業、在宅勤務、様々です。

時間が確保できる時にポイント練習をバランス良く配分して、他の日を上手くつなぐという一週間の考え方として参考にしていただければ幸いです。

 

まとめ

学生の陸上競技部員、社会人アスリートや市民ランナー、色々な人達が走ることを楽しんでいます。忙しい人も時間に余裕がある人も、大会のスタートラインに立ったら関係ありません。

速い人が勝つ、とてもシンプルです。

速い人は自分に合った練習を考えてしています。嫌々走ったり、誰かにやらされる練習ではありません。また、義務感で走っている訳でもありません。

朝練習をしなくては、という義務感だけで走るのは意味のないことです。

自分にとって朝練習は本当に必要か考えて、意味のある朝練習をしましょう!

社会人の持久系アスリートは、生活の中で安定した時間が確保できる朝を上手く活用しない方法はありません。

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練習の考え方

加齢による筋力低下、回復力低下、ゲガには注意


加齢による筋力低下、回復力低下

学生には考えられない話だと思いますが、現実から目をそらさないでください(笑)

社会人のみなさんは日々感じていることだと思います。

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筋力と心肺機能のバランス

年を重ねると、筋力が一気に落ちて、呼吸は苦しくないようになります。呼吸が苦しくなるまでスピードを上げることができないのだと私は思います。私は確実にそうです。

若い時は、筋力が充実していて呼吸が先に苦しくなっていたように思います。だからこそ、長距離はガマンだ、というふうに思っていました。

どこかの年齢で、筋力と心肺機能のバランスが取れている時期が必ずある、またはあったと思います。

そのバランスを意図的に合わせるのがトレーニングの本質なのかもしれません。

若い時はペース走、インターバル、スピード練習をしっかりやって心肺機能を鍛える。

年齢を重ねたら、低下していく筋力を補うために筋トレをしっかりやる。疲労が抜けにくくなるので走る距離を抑える。ポイント練習と回復練習のメリハリをつける。

若い時には信じられなかった、加齢による体力の低下は誰にでも起こるものです。

自分にとって、ベストなトレーニングは年齢によって異なります。

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心肺機能、筋力のバランスと加齢による逆転

その境目は、私の経験では29〜30歳でした。私は高校生から現在まで走り続けていますので、年齢ごとの記録低下を嫌と言うほど痛感して来ました。

これはもちろん個人差のある話です。多くの人は三十路を過ぎてまで競技生活を続けないので、この話はあまり聞いたことがないと思います。

私は、28歳の時に、自己ベストを出せる手ごたえを感じました。7年ぶりにベストが出る、そしてこれが最後のチャンスだと思いました。しかし、800m1’55″台、1500m4’02″台でだめでした。2日で4本走り、このタイムでした。800mは予選決勝ともに1’55″中盤でした。回復力は学生時代よりもありました。

速いレース展開のレースはなかなかありません。そして自分の体調をピークに合わせたレースがそうだとは限りません。住んでいる地域のレベルでも左右されます。私の県や地域は低レベルなので、速いレースは自分で組み立てるしかありませんでした。

 

理想と現実のギャップ、気持ちと身体のギャップを埋める。

私は、19歳の時に初めて800mで2分を切りました。一人練習でやっと何かコツをつかんだ時でした。それ以来、2分は予選レースでもかかることは無いなと思っていました。

しかし、28歳1’55″、29歳1’57″、30歳1’56″、31歳1’56″、32歳1’59″、ついに33歳2’01″かかりました。原因はケガによるトレーニングの中断でした。それ以来1’台は出していません。

マスターズ陸上の選手で、一度競技をやめてしまって何年も普通のサラリーマンとして生活し、生活習慣の悪化と体力の低下を感じて、何歳かを機に再開した場合は、境目なんてわかりません。別人の体でまた競技を再開したような気分だと思いますので。

一度競技をやめる=トレーニングの大きな中断では、この境目を感じ取ることはできません。もちろん、ずっと続けているマスターズ選手もたくさんいます。その選手たちは、ものすごい葛藤と戦いながら走り続けていることが想像できます。

理想と現実のギャップを埋めること=自分の現状を受け入れて、達成可能な目標を設定すること。

こう言えるかもしれません。

 

マスターズ陸上にデビュー

私は、30歳の時に1’56″30のM30マスターズ日本記録を出しました。申請しなければならないことを知らずに、日本記録にはなっていません。県のマスターズ記録にはしてもらっていますが、、。

急に衰えを感じた歳でした。試行錯誤しながら、トレーニングを組み直してなんとか調子を合わせた大会でした。

その翌日のマイルのラップは50″5でした。スピードは既に出せなくなっていました。たぶん普通の400mだと51″5〜52″0だったでしょう。その頃の300mTTのタイムは37″台がやっとでした。

余談ですが、本当の年齢別日本記録に相当する人が私の上に二人いました。同級生で、ベストが1’48″と1’49″の元実業団選手です。彼らはマスターズ登録をしておらず、私が繰り上がりになった感じです。幻の日本記録でしたが。

ちなみに、彼らはその年に、日体大記録会で1’52″と1’54″で走ったらしいです。本人から聞きました。

ベスト記録では、彼らは1’48″と1’49″で私が1’54です。6〜5″の差がありますが、30歳時ではその差が小さくなっていました。

翌年31歳シーズンでは、私が1’56″40、彼らは1’54″台でした。差がじりじり詰まってきました。

加齢のと戦いには、レベルは低いけど私の方が上だと嬉しく思いました。どこかの年齢で彼らを抜きたいと思いましたが、800mの練習でケガを多くするようになり、私は37歳を最後に800mから遠ざかっています。

 

加齢との戦い=ゲガとの戦い

37歳シーズンは目標を1’59″に設定しました。春先の練習で、400mの入りをイメージした400mを57″台で走り、「こんなもんだな。あとは600m1’27-28″通過、ラスト200m31-32″でギリギリ1’59″だな。」と考えていました。

しかし、練習中にふくらはぎの痛みが出てしまい、それが治らずにランニングが全くできない状態の日が続きました。一度ケガすると長引くのが若くない証拠です。

ロードバイクで心肺機能維持のリハビリを続けていましたが、その時に気分転換にトライアスロンに出ようと決めました。

その後、トライアスロン中心の競技生活になり現在に至ります。

ケガさえしなければ、それなりのタイムは出てたのかな、と今でも思います。ゲガには細心の注意を払っていましたが、ゲガをしてしまいました。これが加齢かと痛感しました。

中長距離選手がしやすい怪我を詳しく見る。

加齢による柔軟性の低下

筋力だけでなく柔軟性も低下します。私は身体能力の全盛期のころ身体はかなり柔らかかったです。床に脚を前に揃えて座って、そこから開脚したら180度完全に開いて腹と胸、顎が床に着くほど柔らかかったです。開脚のまま前にスライドして脚を閉じてうつ伏せになれていました。32歳頃まではキープしていましたが、徐々に開きにくくなってきました。ハムストリングを痛めて、その部位を伸ばしてはいけない期間がけっこうあり、そういった故障をきっかけに柔軟性はだんだん無くなってきています。

順調な時は毎日のストレッチで柔軟性を維持できますが、怪我をした時やその後のリハビリ期間の過ごし方が重要になってきます。

ストレッチの効果的なやり方を詳しく見る。

 

まとめ

日本人の平均寿命は男性80歳、女性86歳です。陸上競技やランニング、トライアスロンで、【最高の自分、自己ベスト】を追い求めることができるのは、人生の中において非常に短い期間です。ほんの数年です。

ほとんどの選手は学生時代=全盛期になります。本来は、20代後半が人間の身体能力のピークだと思いますが、そこまで競技を中心に生活できる人は、ほんの一握りです。

だからこそ、学生のみなさん、社会的アスリートでも20代のみなさんは、今を大事にがんばってもらいたいです!

私を含む、30代以降の社会人アスリートのみなさんは、ゲガには十分注意をして、今の年代での最高のパフォーマンスを出せるようにがんばりましょう^_^

ライバルは自分です!!

もし、これから走ることを再開したいと考えている方は、こちらも参考にしてください。
長期トレーニング中断後の運動再開プログラム

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練習の考え方

学生のテスト期間休みまたは仕事の都合で練習量が減った後の練習再開方法


健康な休養

学生のテスト期間や社会人の仕事の都合等で練習量が減るのは、病気や怪我で休んだのとは話が違うので、できるだけ通常メニューで再開するのが良いと、私は思います。

数ヶ月間、受験勉強等で大きな中断をした場合は、こちらを参考にしてください。
トレーニングを長期間中断した後の練習再開の流れ

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疲れがとれて身体がリフレッシュできたと考えてください。

ペース設定はいつも通り。上げることもしなければ、軽めにもしなくて良いです。

休養の期間が何日もあるのであれば、距離を少し短くします。

それで何日か練習しながら、通常の距離に戻せると感じたら戻せばスムーズに練習の流れが元に戻ると思います。

例えば、
ペース走10000m→6000m
インターバル200m×5×2→200m×4×2
jog12km→jog8km

こんな感じです。少しづつ距離を戻して行けば良いです。1週間くらいのサイクルで戻せると思います。落ちた体力によっては、練習量を半分以下にしても良いです。

学生は、年齢が若いので、そんなに落ちないと思います。若い選手は、筋力低下よりも心肺機能、呼吸の苦しさを感じると思います。

距離よりも、走るリズムや感覚を大切にした方が良いでしょう!

一方、社会人は加齢による筋力低下が先にくると思うので、走れない期間もなるべく脚の筋トレを少しでもやっておくべきです。

学生、社会人の練習中断時の影響について説明

年間計画の中で、今はどういう段階なのかを確認して、焦らず体調を戻しましょう!
年間計画の立て方の説明

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テスト期間中の練習

できれば完全休養を何日も続けるのは避けたいところです。1日20分のjogと流しをするだけでもかなり違います!

例えば、入浴前にひとっ走りしてくる等、上手く短時間練習を生活に組み込みましょう!

ジョギングしながら、テスト勉強で暗記したことが頭の中に浮かんできて復習にもなります。私は社会人ですが、仕事の案件ややるべきことが頭に浮かんできて、良いアイデアがランニング中に浮かぶことがしょっちゅうあります!

適度な運動と脳の活性化

適度な運動と思考との関係性はあります!私は専門家ではないので、そこは詳しく説明できませんが、身体は走っているけど、思考はすごく冴えていることがよくあります。もちろん、フォームも意識しながらです。一度に二つ以上のことをこなす器用さも身につくのではないでしょうか?

ぜひ、試してみてください!

これが相乗効果です。

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栄養

持久系スポーツと貧血


立ちくらみは貧血のサイン

日常生活で立ちくらみをする人は貧血を疑ってください。

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貧血気味、貧血が改善するだけで中長距離走のタイムが伸びます!私の教え子で、5000m17’30″→16’40″まで一気に伸びた選手もいました。同じ練習をこなしていてこれだけの差があります。私以上に本人が驚いていました。

血液の赤血球数はとても重要です。

強くなるために必要なことは練習だけではありません。正しい知識も必要です!

 

中長距離選手は貧血に注意!!

アスリートの中でも特に、中長距離ランナーは貧血になりやすいです。

走る度に足裏の毛細血管内で、接地の度に赤血球が壊れます。これを溶血と言います。毎日6000歩〜1万歩近く走っています。

酸素が筋肉や肝臓のグリコーゲンをエネルギーに換える時に必要だという話は以前にしました。→エネルギー供給系の説明

赤血球のヘモグロビンが酸素を運びます。ヘモグロビンは鉄分がないと作られません。そして、鉄分は身体でつくることはできません。食べ物から摂るしかありません。

三食きちんと食べることが基本になります。いくら練習しても食べない人は消耗するだけです。

トレーニング
食事、栄養
休養、回復

このサイクルが大切です!
これをひたすら繰り返すのです。

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サプリメントの活用

鉄分は、食事だけでは補いにくいのでサプリメントを活用しましょう!ビタミンBやC、亜鉛、葉酸等、鉄分の吸収を助けるミネラルもあります。鉄分だけ多く摂れば良いという訳ではありません。バランスが大切です。サプリメントは、あくまでも栄養補助食品です。食事を摂らずにサプリメントだけで大丈夫!と思われがちですが、それではいけません。食事もしっかり食べましょう!

食事やサプリメントを摂取する前後30分以内は、タンニンを含む飲み物は避けてください。

タンニンが鉄分の吸収を阻害します。コーヒー、緑茶、紅茶等がタンニンを含みます。

鉄分のサプリメント
鉄分の含有量が多く他のミネラルも一緒に含んでいるものが良いと思います。

 

鉄分の貯蔵量と毎日の損失量

人の身体に貯蔵されている鉄分は、体重の約0.005%です。60kgの人で約3gです。ほんのわずかですが、この数グラムがあるかないかで健康状態は全く異なります。

そのうち約2gが血液中のヘモグロビンとして、残り約0.3gは筋肉中のミオグロビンとして、残り約0.7gは肝臓、脾臓、骨髄、腸に貯蔵されています。

1日に1mg(ミリグラム)が排出されると言われています。ミリグラムは1/1000グラムです。それは普通の生活時の排出で、アスリートはさらに損失分があります。発汗による損失と毛細血管内でヘモグロビンが壊れる溶血があり、プラスして約2mg損失します。1日の合計約3mgの損失です。

でそれを補うためには10倍の30mgを摂取する必要があります。

 

女性は男性よりも鉄分が必要

特に、女子中学生•高校生は最も鉄分が不足して貧血になりやすい年代と言われています。女性は、月経による失血性の損失により、男性よりも鉄分の損失が多くなります。これに加えて、無理なダイエットやお菓子中心の偏食になりやすい年代です。

一般の2倍、20mgを摂るように心がけましょう。アスリートじゃなくても女性は不足がちなので、中長距離選手ならなお更意識して、先ほどの20mg+アスリート損失補填分20mg=40mgの鉄分を含む食品やサプリメントを摂る必要があります。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄

鉄分にはヘム鉄(動物性)と非ヘム(植物性)鉄があり、吸収率はヘム鉄の方が何倍も高いです。理由は、ヘム鉄は小腸ですぐに吸収されます。非ヘム鉄は吸収するのに一手間かかるため時間がかかります。

このため、非ヘム鉄はコーヒー等のタンニンを含む飲み物の影響を受けて吸収を阻害されます。ヘム鉄はタンニンの影響を受けにくいと言われる説もあります。

しかし、動物性のヘム鉄だからと言って、コーヒー等と一緒に摂るのは避けた方が賢明です。せっかく摂った鉄分が流れてしまうデメリットの可能性をわかっていて、コーヒー等を飲むメリットはありません。

以上の理由から、アスリートはヘム鉄を含む動物性の食品を積極的に食べましょう!

食後のコーヒーや紅茶、食事中の緑茶はやめましょう!

 

鉄分を多く含む食品

最も鉄分を含む食材の一つとして、有名なものは豚レバーです。60gに鉄分7.8gが含まれています。吸収率約10%ですが、調理時の下処理や加熱方法によってさらに損失します。短時間の焼き料理の時が損失が少なくなります。

さらに興味がありましたら、栄養や料理のサイトで調べてみてください。

 

貧血の種類

失血性貧血
女性の月経や、ケガ等によって血が流れ出ることが原因となるもの。
献血によるヘモグロビン数の減少→関連記事を参照してください。

鉄欠乏貧血
鉄分の損失を補えず、体内の鉄分が不足している状態です。
発汗による鉄分の損失
日常生活中の鉄分の排出
ランニングの接地衝撃による足裏毛細血管内での溶血
または、病気

女性は、両方の可能性が常にありますので、男性以上に身体の知識を深めて、良好な健康状態を保つことが大切になります。

 

まとめ

陸上競技、市民ランナーのフルマラソン完走目的、トライアスロン、どのスポーツでもただ練習するだけではパフォーマンス向上は望めません。

正しい知識があって、初めて効率的な練習メニューを組むことができます。

いくら効率的な練習をしていても、乱れた生活習慣や栄養失調、睡眠不足の状態では練習の効果は望めません。

規則正しい生活、睡眠時間の確保、適切な栄養補給、健康管理、体調管理が揃って、初めてパフォーマンスが向上するための基礎ができてきます。

貧血は、持久系アスリートにとって致命的です。有酸素運動には酸素の運搬能力は欠かせません。陸上競技の種目によって、使われるエネルギーが異なりますので、それも頭に入れておくと良いでしょう。
ランニングのエネルギー供給系の説明

自分に足りないもの、ダメな部分を、練習日誌の項目に新たに加えることで自己管理できるようになります。→練習日誌の説明

スポーツと栄養について、勉強することは大切です。最初はなるべく簡単な本で基本的なことだけをおさえておくと良いでしょう!

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栄養

全血献血は貧血気味になる。



全血献血したら中長距離走が遅くなります!短距離選手なら回復力が落ちます。

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成分献血なら問題ありません。赤血球を身体に戻すからです。ただし、成分献血は40〜50分時間がかかります。全血献血は抜くだけなので速いです。

 

血液ってどれだけあるの?

人体の血液は体重の約13分の1です。体重60kgの人で約4.6ℓ、50kgの人で約3.8ℓに相当します。

400㎖献血で約8.7%〜10.5%のヘモグロビンが損失することになります。

その分走るのが遅くなりタイムが落ちます。5000m約9%、1500m約6%、800m約4%記録低下する計算になります。

お恥ずかしい話ですが、無知な時代の私は過去に経験しています。私の教え子もやってしまいました。実際、計算通りの結果になってしまいました。種目ごとのエネルギー供給系の割合とヘモグロビン損失の割合、それがタイムに占める割合で計算しました。身をもってその確認ができたという訳です。

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献血のヘモグロビン損失で遅くなるタイム

献血直後
800m2’00″0→2’04″8
1500m4’00″0→4’14″4
5000m15’00″0→16’21″0

ヘモグロビンの数値が正常値に戻るには約3〜4週間かかります。

まとめ

献血は、日本の医療にとってとても大切なことです。この記事は献血を反対するものではありません。正しい知識を持って、自分の競技生活に支障の無いタイミングで成分献血をして貢献できるように、計画的に献血をした方が賢明ですよ、という私の意見です。

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運動生理学

中距離、長距離種目とエネルギー供給のしくみ



体力の要素の話は他の記事で紹介しています。
体力を要素に分解してトレーニングで鍛えることを意識する。を詳しく見る。

今回は、走ることに焦点を当てて、さらに走るスピードによって使われるエネルギーが違うということを説明します。

車の燃料はガソリンや軽油です。エンジンの機能を維持するためにエンジンオイル、冷却水などが必要です。車は短距離でも長距離でも同じ燃料で走ります。

人は食事をエネルギーに換えて活動することができます。また生命維持のために酸素と水分が必要です。走る時には、運動強度や運動時間によって使われるエネルギーが違います。知ってましたか?

これが陸上競技で専門種目を分ける壁になっています。

それでは、走るためのエネルギー供給系について説明します。

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【短距離】クレアチンリン酸系(無酸素運動)

100mほとんど
200mと400mのスタートダッシュ時

クレアチンリン酸
10秒以内の高負荷運動
CPやクレアチンという名前のサプリメントで補うことができます。
Cはクレアチン、Pはリン(Pi)
数分休憩すれば筋肉内で再合成されます。

(具体例)
スタートダッシュ数本や加速走数本、ジャンプ系の補強
やる時は全力で走る、休む時は完全休養で回復させます。

クレアチンのサプリメント
瞬発的な運動直後に摂取することで回復を早めます。

【短距離】ホスファゲン系(無酸素運動)

200mの後半
400mの序盤〜終盤
約10″〜40″の全力運動
筋肉内の酸素
筋肉内のミトコンドリアによるATP⇄ADP合成
ATP-ADPサイクル

ATPのTはトリプルの3、ADPのDはダブルの2で、Pはリンです。

爆発的なエネルギーを発生させたクレアチンリン酸は最初の約10″で消費されてしまいます。

その後、呼吸による酸素を消費しない状態で、アデノシン三リン酸からアデノシンニリン酸へ変換、そして再合成と変換を繰り返してエネルギーが発生します。エネルギー産生には大量の酸素が必要ですが、この時は筋肉内の酸素を消費しています。副産物として乳酸も産生されます。

乳酸は酸素によって分解されますが、発生する乳酸の量の方が多いため、乳酸の量は増えていきます。

人にもよりますが300m弱で筋肉内の酸素は尽き、急激に乳酸の蓄積が起こります。

高強度の運動を続けている限り乳酸は蓄積され続けます。こうなると筋肉の収縮が困難になりスピードは一気に落ちます。

運動強度を緩めるか止めると徐々に乳酸は減っていきます。呼吸により吸収した酸素と乳酸が結合して分解されます。

陸上競技400mのエネルギーの内
約80%はクレアチンリン酸系とホスファゲン系
約20%はこの後紹介する無気的解糖系になります。

この20%が、短距離選手でも400mは持久的な能力が必要な理由です。

クレアチンのサプリメント
瞬発的な運動直後に摂取することで回復を早めます。

 

【中距離】無気的解糖系

400mの約20%ラスト(約40秒以降)
800mの約60%
1500mの約40%

呼吸による酸素
筋肉内のミトコンドリアによるATP⇄ADP合成
ATP-ADPサイクル
約40秒〜1分30秒の高強度運動
乳酸蓄積と酸素負債

ホスファゲン系と同様に、筋肉内のATP⇄ADP合成が行われ、エネルギーを産生します。同時に疲労物質である乳酸も発生します。

呼吸により大量の酸素を身体に取り込んでいますが、消費する酸素の方が多いため、高強度の運動時には酸素が足りなくなって、筋肉内の酸素を借りてきてまで合成を繰り返します。これを酸素負債と言います。

中距離種目では、この酸素を使い切るペースを配分するために、走るペース配分をすることになります。全力で突っ込んだ走りでは、スピード維持が不可能になります。

酸素負債は酸素の借金みたいなものです。借りたお金は返さなくてはいけません。借りた酸素も返します。800m、1500mを全力で走るとゴールしても呼吸はすぐには落ち着きません。

超しんどくて、中腰で両手を膝について頭を下げたり、地面に四つん這いになっている人もいます。この時に、体全体に酸素を返しています。頭を下げてしまうくらいキツイのは脳の酸素が足りないからです。

ゴール後はすぐにゆっくりなダウンjogをして、酸素を体内に取り込んで、速やかに乳酸を除去する必要があります。

プロテイン
高強度トレーニングの直後に飲むのがおすすめです。運動直後30分以内が栄養補給のゴールデンタイムです。回復を早めます。


アミノバイタル180袋入り
高強度な運動直後または就寝前。就寝前にアミノ酸を摂取することで、就寝直後の成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯に作用して回復を早めます。大箱で買っておけば一回90円、缶ジュースより安いです。部活後や仕事の休憩中に缶ジュース飲むくらいなら、アミノバイタルです!

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【長距離】有気的解糖系、ATより上のレベル

800mの約40%
1500mの約60%
3000m〜ハーフマラソン

呼吸による酸素
筋肉内のミトコンドリアによるATP⇄ADP合成
ATP-ADPサイクル
約1’30″以上の中強度の運動
または低強度の連続運動

より長い距離を速いスピードで走ることが、陸上競技長距離種目の求める姿です。

ATの説明

上に書いてあるATとは、無酸素生作業閾値(いきち)のことでアネロビック•スレショールドの頭文字の略です。スレショールドの意味は境目で、閾値(いきち)という言葉で表現しています。

簡単に言うと、無酸素運動と有酸素運動の境界です。

有酸素運動とは、呼吸によって取り込んだ酸素を元にATP⇄ADPサイクルでエネルギーを産生している状態です。当然、乳酸も発生していますが、呼吸の酸素である程度分解されており、血中乳酸濃度は上昇していますが、運動続行可能なレベルです。

無酸素運動とは、呼吸の酸素だけでは足りず筋肉内の酸素も使って、ATP⇄ADPサイクルでエネルギーを産生している状態です。発生した乳酸を分解することが難しい状態です。

長距離種目のハーフマラソンまでは、ATのペースを超えます。長距離種目と言っても、このように無酸素領域に入っています。どれくらい無酸素領域に踏み込むかでスピードが上がります。スピードを上げすぎると乳酸の除去が追い付かなくなって、スピード維持ができなくなります。

運動強度を高くすれば走るスピードは上がりますが、酸素供給が追い付かなくなり乳酸が急激に蓄積されます。運動強度を少し落とせばスピードも落ちますが、乳酸の産生も少なく抑えられます。

距離によって、このあいまいな表現のペース設定、ペース配分をして、可能な限り速いスピードを維持して最後に力を出し切る。これが長距離種目の本質になります。

長距離の各種目共通で、スタート直後はクレアチンリン酸系、ゴールスプリント、ラストスパートは無気的解糖系のエネルギーで走っています。

 

【長距離】有気的解糖系、ATより下のレベル

フルマラソン

他の長距離種目との大きな違いは、フルマラソンのスピード、ペースはATを超えない!と言うことです。

そして、もう1つの違いは体内のエネルギー全てを使い切ってしまうレベルの運動だと言うことです。個人差はありますが、ほとんどの人はエネルギー切れになるはずです。

これが30kmや35kmの壁と言われるものの原因だと私は考えています。

私の考えですが、良かったら読んでみてください。フルマラソンのエネルギー必要量と補給

グリコーゲン回復のサプリメント
運動直後に摂取して回復を早めます。


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まとめ

わかりやすくするために種目と距離でそれぞれのエネルギー供給系の説明してをしました。誤解しないで欲しい点は、ある距離で突然切り替わる訳ではありません。それぞれのエネルギー供給系は運動時間と運動強度によって、無段階的に身体の中で自動で作用しています。

陸上競技の種目で言えば、短距離は100〜400m、中距離は800mと1500m、長距離が3000m以上に区分される理由は、主に使われるエネルギー供給系の違いであると私は考えています。

個人の性質によって、得意なエネルギー供給系が異なり、その距離が得意であると認識して、陸上競技の種目を選んでいると思います。みんな自分の能力を一番出せる舞台で戦いたいですからね。

私のホームページの練習メニュー選択システムを作った時に、この個人の性質と言いますか運動特性を考慮しました。

同じ目的のトレーニングメニューを作る時に、持久力タイプは連続して、中間タイプは距離を分割して、瞬発力タイプは距離を細切れにしてペースを速め、反復して走ることで持久力向上を狙います。

約10年前に教えた、約50人の初心者チームがありました。そこでこの3タイプに分けた練習メニューで教えました。全く陸上経験がないメンバーから1年くらいで5km16分台を5人出しました。その5人以外には15’台が3人いて陸上長距離経験者でしたが、短期間で急成長をするメンバーたちを見て驚いていました。高校の部活動のやり方とは全く違うとも言われました。

その後も、約7年間たくさんの選手を教える機会がありましたが、全てこの3タイプで教えました。

そうすると、面白いことがわかりました。
タイプによって性格の傾向や組織の中での役割が見えてきました。チームスポーツではとても重要な要素になります。陸上は個人競技ですが、部活動やクラブチームで部長やブロック長を選ぶ時に影響します。この話はまた他の機会に紹介します。

性格も個人特有ですが、筋肉繊維の割合も個人によって異なります。
筋肉繊維、速筋、遅筋、その中間の説明

栄養についておさらい、勉強することでより理解が深まります。

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